海跡湖沼と湿原の釧路湿原国立公園
湿原散策に良い季節です。
見処、風物、特産、その他四季のあれやこれや
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釧路湿原の温根内ビジターセンターをご案内。
住所:北海道阿寒郡鶴居村温根内
電話番号:0154-65-2323
バリアフリー木道部分:約2.2キロメートル
車椅子2台あります。
温根内ビジターセンターの湿原をはさんだ東側真向いが細岡展望台です。
温根内ビジターセンターと温根内木道
温根内ビジターセンター
道道53号線の釧路湿原展望台の3キロほど鶴居村よりのパーキングから木の階段を下り、100メートルほど歩いたところにあります。釧路湿原についての情報が得られます。すぐそばの温根内木道から湿原に行くことが出来ます。
木道の案内図は出発地点他、何か所かにあります。この案内板は長い木道と鉄道線路跡(鶴居軌道跡)の交点にあるものです。
「いざ出発」
温根内ビジターセンターを起点、終点として周回2.0㌔(バリアフリー木道)と周回3.6㌔のコース(車椅子では一部不可)を作れます。上の案内図で3.6㌔を楽しみます。迷うことはありません。
木道に入ったばかりはハンノキの林です。ヤチボウズなどがあり、すでにそこが湿原であることを感じさせます。
こんなの(ヒメカイウ…サトイモの仲間)や。
葉は、まんまサトイモ。
こんなのも(ミツガシワ)。ワタスゲや季節の花がお出迎え。
あとは現地で実物をお楽しみ下さい。
マクロ撮影で楽しみましょう。
ヨシ、スゲ湿原を抜けバリアフリーの短いコースとの分岐のあたりで振り返れば、遠く左手に阿寒富士、残雪の雌阿寒岳が、右手に雄阿寒岳を望めます。
ミズゴケ湿原ではそれが腐りきらないで泥炭として堆積しています。ウィスキーの香り付けのため、麦芽の乾燥工程で用いられることもある泥炭(ピート)ですが、国産ウィスキーには使われていないようです。
再びシダ類などを下生えにしたハンノキ林へと。
ハンノキ林を抜けるとヨシ,スゲ湿原に入り、大昔の海岸、湖岸の丘陵地まであと少し。
丘陵地帯の端っこを湿原に沿って歩くと・・・ヤチボウズの奥に若いエゾシカ発見。
釧路湿原探勝歩道(旧鶴居軌道跡)をしばらく歩くと温根内ビジターセンターに戻ります。
お薦めの1時間30分から2時間です。
時間を節約されたい方、砂利道の苦手な方、ハイヒールの方は「バリアフリー木道周回」の2㌔をお薦めします。
近くで見るのと見ないのじゃ大違い。
ゆっくり見て、耳を澄ませ、空気を感じ、足で稼いで
ご自分だけの”湿原旅”をどうぞ。
釧路湿原全体でいうと、西側が東側より高いので西側北部の網目状のちいさな流れは南東に向かって流れ、いくつかまとまり、それが東寄りにある本流釧路川に合流します。
釧路市街地を洪水や川の氾濫から守る新釧路川(人工水路)右岸堤防の外側の湿原西側南部では支流の大きな蛇行は望めません。
蛇行する川の風景は、湿原北西部のキラコタン岬、東側ではコッタロ湿原展望台、細岡展望台などからどうぞ。